【レビュー】ARC’TERYX(アークテリクス) Zeta SL【1着欲しい万能シェルジャケット】
2021年度でゼータSLは廃盤になりました
後継モデル「ベータジャケット」のレビューはこちら!
ARC’TERYX(アークテリクス)
過酷な環境にも耐えうる圧倒的な機能性と、革新的なデザインでファンを虜にするアウトドアブランド。
今回ご紹介するZeta(ゼータ) SL は、タウンユースからレジャーまで通年で着られる万能モデルとして最も選ばれています。
決して安くはないですが、アークテリクスの中では比較的手の届きやすい価格設計も嬉しいポイント。
・万能なアウターが欲しい
・機能性とデザインを両立させたい
・多少高くても長く使えるアイテムを選びたい
・衣服をミニマルに整えたい
こういった方には間違いなく暮らしに欠かせないマストアイテムになります。
多少ほかの服飾費を我慢してでも手にとっていただきたいです!
ARC’TERYX Zeta(ゼータ) SL |コンセプトやスペックについて
Zeta(ゼータ)というモデルは、以前のBeta(ベータ)がリニューアルしたモデルとなっています。
耐久性に加え、軽さと持ち運びやすさを重視した、超軽量素材とデザイン。
もともとZeta(ゼータ) SL は天候が不安定な山での緊急用シェルとして、快適さと効率を重視してつくられたモデル。
本格的なトレッキング時はサブでの役割なんですが、それが普段使いには十分な性能で都会にも馴染むシックなデザインから人気が高いです。
旧モデルβ(ベータ)との違いはいくつかあります。
まずは「快適さ」
これについては後ほど触れます。
そして2つ目が「ジップの強度・耐久性」
以前のベータでは、若干安っぽいつくりでジップ取れてしまうようなことも人によってはあったそうですが、そこが改良され耐久性が増しています。
見た目の高級感が増しているのもGOOD!
3つ目が「着丈」
背中側の長さが写真のとおり長くなっています。
好き嫌いはあるかもしれませんが、僕はメリハリがあって横から見たときのラインがきれいなので好印象!
ARC’TERYX Zeta(ゼータ) SL |機能性を詳細レビュー!
雨風を防ぐゴアテックスを採用したハードシェルジャケット
Zeta(ゼータ) SL はゴアテックス素材を使用したハードシェルジャケット。
ゴアテックスは、防水・防風・透湿性が高く非常に機能性に長けた素材。
ゴアテックスを使用していれば安心というわけではなく、構造によって防水性能の強さが変わります。
アークテリクスの中では、3層のものが最も防水性の高くなっているのに対し、Zeta(ゼータ) SLは2層。
ただ、3層だから優れているというわけではありません。
3層はより高度な性能を追求した構造なのですが、その分肌触りが硬めになったり重くなったりします。
2層でも雨風をしのげて、山での過酷な環境を除けば十分すぎる性能です。
ベタつかない心地よい肌触り
着用時の快適さは旧モデルのベータから改善されたポイント!
ゴアテックスの新テクノロジー「NEW PACLITE®プラス」を搭載しています。
「最善を望み、最悪に備えよ」という言葉があるように、真剣に冒険に取り組むなら、軽くて持ち運びやすいジャケットを常に携帯し、悪天候に備えましょう。GORE-TEX PACLITE® Plus テクノロジー搭載のジャケットは、優れた透湿性を備え、雨、風、その他の悪天候から身体を強力に保護します。軽量でコンパクトに収納できるため、万が一のときのシェルとして最適。あらゆるアドベンチャーに対応できる製品です。
引用:ゴア【公式】より
旧モデルを着用したことがあるわけではないので比較ができませんが、半袖にZeta(ゼータ) SL をそのまま着てもサラッとして気持ちいいです。
そしてゴアテックスの特徴として透湿性が高いので、湿度の高くなりやすい日本ではこの強みがかなり効いてきます。
梅雨の時期なんかはレインウェアとしてもかなり使えますよ!
通気性を高めつつ、身体にフィットする「トリムフィットデザイン」になっています。
超軽量&コンパクトで持ち運びにも最適
僕がこのZeta(ゼータ) SL を選んだ大きな理由がコンパクトであること。
写真が少し分かりづらいかもしれませんが、フード部分に折りたたんで収納できます。
サイズ感としては、ユニクロのウルトラライトダウンよりももっとコンパクト。
ギュッと圧縮すればさらに小さくなるので、荷物にならずカバンに入れておけます。
服装選びの難しい季節の変わり目や、外と室内で温度差が激しい夏にも、これがあれば心配いらず。
重量も310gなのでほとんど重さを感じさせません。
ベルクロ・ドローコードでシルエット調節可能
・半袖の上に着ているとき
・パーカーやインナーダウンを着ているとき
その時々の服装に合わせてシルエットを調節することが可能です。
また、雨や風をより高いレベルで防ぐのにも繋がります。
裾部分には左右1つずつドローコードが付属。
袖口はマジックテープ式のベルクロ。
袖口がスマートにフィットしているだけでも、かなり身体の動かしやすさ、操作性が高まる印象。
自転車に乗ったり、ランニングをするときにはしっかりと締めて行います。
フォルムを際立たせる立体的なフード
個人的にZeta(ゼータ) SL の革新的なデザインに影響する重要なポイントが「フード」だと思ってます。
被っているときもそうでないときも、潰れることなくふわっとしていてくれるので、全体的なフォルムがとてもきれい。
そして実際使うときには上部に芯のようなものが入っているので、目や鼻に水が垂れたり、ベチャッと張り付いてしまうのを防げます。
ポケットも止水ジップで安心
ポケット部分はかなり大容量かつ止水ジップになっているので、スマホや財布など小物類だけならカバンがなくても大丈夫そう!
ワイヤレスのイヤホンなども安心してしまっておけます。
ARC’TERYX Zeta(ゼータ) SL |メリット・デメリット
デメリット:気になるところ
- 止水ジップが硬め
- 1着単体でみると高い
はじめのうちはフロントのジップが硬く感じました。
無理に片手で上げようとすると負荷がかかるので注意が必要です。
服1着に4万とか払うのって気が引けますよね…
たしかに単体でみると正直高いです。
この手のアウターは買うまでが大変なんですが、買ってしまうと意外にコスパが良いことに気づいたりします。
メリット:魅力ポイント
- 着用シーンの多さ、汎用性の高さ
- 超実用性の高い守護神
- トータルすると服飾費が節約できる
「着用シーンの多さ、汎用性の高さ」これに尽きます!
・カジュアルな私服で街着として
・旅行やキャンプにとりあえず持っていく
・ランニングなどワークアウトやスポーツ着に
・スーツのレインウェアにも
逆に使えないシーンがないほど幅広いですよね!
それでいてパッカブルなので、僕にとっては守護神のような存在(笑)
Zeta(ゼータ) SL を買ってからはほとんど出番のなくなった服が続出したので、売ったり捨てたりして断捨離することができました。
これまでなんとなく、服飾費に1万とか2万とかちょこちょこ使っていた費用が浮いたので、実際かなり節約につながっています。
ARC’TERYX Zeta(ゼータ) SL |評判・口コミ
カメラ撮りに行くためのジャケットとしてアークテリクスのゼータSLが1番いいと思い、先日購入しました!
街、軽いアウトドアなら本気でオススメです
(写真は拾い画像です😇) pic.twitter.com/CWtDeDOEaK— sasasan (@sasamiler) April 4, 2019
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ARC’TERYX Zeta(ゼータ) SL |サイズ選びが重要!
アークテリクスはカナダのブランドなのでサイズ選びが重要!
基本1サイズ程度大きめにつくられています。
僕の場合、身長が178cm、体重が56kgとかなりの痩せ型でSサイズ。
日本人でMサイズ以上が適切な方はかなり少ないでしょう。
よりタイトに着たい場合はXSサイズでもよかったんですが、中にレイヤードしてインナーを着たかったのでSサイズを選択。
上の写真は半袖の上にZeta(ゼータ) SL を着用した状態。
腕周りはけっこうゆとりがありますが、ゆるすぎてだらしない感じはまったくありません。
中にパーカーやインナーダウンを着ると、ジャストフィットする感じになります。
同じ半袖を着た状態の背中側はこんな感じ。
少し裾にかけてゆるくなっているので、ドローコードを引っ張るとスリムに見せることができます。
ARC’TERYXのZeta(ゼータ) SLで衣服が整う
・万能なアウターが欲しい
・機能性とデザインを両立させたい
・多少高くても長く使えるアイテムを選びたい
・衣服をミニマルに整えたい
Zeta(ゼータ) SL はこういった方に間違いない最強の選択。
別に機能性だけで選んで見た目を妥協しているわけではないので、年中ずっと着られて幸せです(笑)
あまりにヘビーユースしているのでもう1着購入してもいいかなと思うほど!
僕の着回し方として、アークテリクスのアトムLTと合わせて着用すればほぼ通年いける最強の組み合わせになります!
もともとアークテリクスに興味があったり、街で見るあのジャケット良いな!と思ったことがある方は絶対買うべき!
そうでない方も、こういったシェルジャケットを考えている方には超オススメなので、ぜひ手にとってみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました!