【レビュー】やっぱり名作!アークテリクス アトムLT フーディの着心地&使い勝手が良すぎる…!
アークテリクス本社スタッフが1着以上持っていると言われているほどで、不動の人気を誇る名作中の名作!
ずっと狙っていたモデルでGETすることができました!
あまりの着心地と使い勝手の良さで、改めてアークテリクスの魅力を実感できた最高のジャケット!
幅広い時期に着用でき、着回しもしやすい。
これは1着だけでは足りず、数着リピートするファンが多いのも納得です…笑
Youtubeでも詳しくレビューしています!
今回は、アークテリクス アトムLT フーディの特徴や機能性、サイズ感などレビューしていきます。
悩みがちなAR・SLとの違いや選び方についてもまとめているので、購入する際の参考になればと思います!
ARC’TERYX(アークテリクス)アトムLT|外観と基本スペック
アークテリクス アトムLTはこんなジャケット!
- 重量:375g(M)
- 素材
Tyono 20 – 100% nylon
Stretch fleece – 94% polyester, 6% elastane
Coreloft Compact 60g/m2 insulation
Dope Permeair 20 – 100% nylon - 生産国:バングラデシュ
アトムLT フーディは、中綿の入った化繊ダウンジャケットで、ミッドレイヤーとして内側に着たり、単体でアウターとしても着用できる汎用モデル。
ゴアテックスは採用せず、身動きのしやすいソフトシェルと呼ばれるジャンル。
シンプルなデザインで、シュッとしてシルエットが綺麗なので、街着としてもバッチリです。
見た目だけではなく、凄すぎる機能性についてもチェックしていきましょう!
ARC’TERYX(アークテリクス)アトムLT|特徴や機能性
コアロフト:軽くて暖かい、手入れもラクな化繊ダウン
中綿として使用されるのは、コアロフト™ コンパクトという独自の高機能素材。
- 化繊でも軽くてダウンと同等の保温性
- ダウンと違い、湿気に強く通気性も高い
- コンパクトに圧縮でき、ロフトの復元力が高い
- 洗濯で洗える
まとめると、コアロフトはダウンの弱点を克服したメリットだらけな素材ということ。
アトムLT フーディはアトムシリーズの中で中間にあたるLight Weightでスリムなジャケットではありますが、着た瞬間から「あ、あったかい!」というのが感じられます。
それでいてダウンジャケットのように着ぶくれせずスマートに見えるのも気に入っている点。
高機能な素材が使い分けられた表地と裏地
アトムLT フーディは、表と裏で最適な素材がうまく使い分けられています。
メインで使用されているTyono(ヨーノ) 20はナイロン素材で、超軽量なのに耐摩耗性が高く、透湿性も兼ね備えています。
さらには、撥水加工もされているので普段使いの小雨程度の雨なら気にせず着てOK!
コアロフトが水に強いのでダウンのように気にする必要はありません。
両脇のサイドパネルには、フィット感を高められるように、ストレッチフリースを採用。
熱の溜まりやすい脇部分からの放熱効果もあります。
特に肩周りの動きがノンストレスなのは、このつくりのおかげだと感じました!
裏地で使われているのが、Dope Permeair 20
通気性に優れていて、汗冷えしにくいようにできています。
また、染色過程で資源消費が少なく、日光などの光に対する耐久性もあるそう!
性能を上げつつ環境にも配慮している点が素晴らしいですね。
ポケット:サイドは起毛であったか
ポケット内部は若干起毛素材になっているので、手を突っ込んだときに暖かくて良いですね!
ある程度なら手袋なしでも問題なさそう!
素材にこだわりながらも、内側の胸ポケットもちゃんとあります。
内側にポケットがあるのって、やっぱり便利!
立体フードでフィット感がすごい
アークテリクス独自の立体裁断。
これはどの製品にも共通で評価が高いポイント!
ストレッチテープで風の侵入も防いでくれます。
ソフトシェル&トリムフィットデザインにより、アトムLT フーディはやたらフィット感が高いんですよね!
ずっとかぶっていたくなるような気持ちよさです。
たとえば、ハードシェルジャケットのフードはごわごわしてちょっと…という場合でも、中にアトムLTのフードを重ねてかぶってしまえば問題ありません。
袖口はストレッチテープで風を防ぐ
細かい点ですが、個人的にすごく良いなと感じたのが袖口。
フード部分と同じストレッチテープでフィット感も良好、防風性も高い。
自転車で走っているときなども、袖から風が入って寒いと感じることはありませんでした!
コンパクトに持ち運べる収納性
パッカブルみたいな感じで、コンパクトに収納できます。
化繊なのでダウンほどコンパクトにはなりませんが、十分かなといった印象!
写真はフード部分に収納している状態。
春・秋にちょっとまだ羽織物が欲しいかも、というときや、冬に体温調節したいときなど、カバンに入れておいてもそれほど荷物にならないので便利!
出張や旅先にも気軽に持っていけますね!
お手入れ:丸洗い可能で扱いやすい!
通常のダウンと違い、コアロフトは水に強く洗濯で丸洗い可能!
季節によっては半袖の上に着たりすることも多いので、手入れがラクなのはありがたいです。
公式によると、弱水流で水洗いとのこと。
漂白剤は使用不可で、ネットに入れて中性洗剤がおすすめです!
ARC’TERYX(アークテリクス)アトムLT|旧モデルとリニューアル版の違いは?
名作がより快適にアップデート
アトムLT フーディは2020年にリニューアルされました。
僕が購入したのも新しいモデル。
何かが大きく変わったわけではなく、性能面が向上した感じです。
表地に使われているTyono™20、サイドのストレッチフリース素材がそれぞれ従来モデルから改良され、耐摩耗性が向上。
中綿が入っているタイプのソフトシェルの場合、破れを気にするのはつきものなので、ここをしっかり補強しているのは良いですね!
また、袖口が細身でよりフィット感がアップするとともに、防寒性能も高まっています。
今回新たに採用された裏地のDope Permeair™ 20
内側が蒸れにくいように通気性に優れているという点に加え、独自の染色方法により資源消費が少なく環境に優しい製法がとられています。
そして個人的に1番嬉しいのが、ロゴの刺繍。
旧モデルはプリントだったのですが、刺繍に変更されました。
好みもあるかもしれませんが、やっぱり刺繍のほうが高級感があって好きです。
かなり完成形に近いと思われていたアトムLTをさらにアップデートしてくるあたり、さすがアークテリクス…!
旧モデルユーザーで新たに購入した人も多いと聞きました。
ARC’TERYX(アークテリクス)アトムLT|サイズ感・着用感
僕は身長178cm、体重55kgの痩せ型で、今回購入したアトムLT フーディのサイズはXS。
アークテリクスはカナダのブランドなので大きめの規格でつくられていますが、アトムLTはミドルレイヤーとしても着用する想定なので、ややタイトぎみにつくられています。
日本人の場合、アークテリクスのジャケットでMサイズ以上を着用される方はあまり多くありませんが、アトムについてはそうでもなさそう。
とはいってもわかりづらいので、他に着用されている方のサイズ感も記載します↓
- 169cm/ 65kg → Sサイズ ちょうどいい
- 172cm / 65kg → Mサイズ ゆとりがあり、アウター向け
- 178cm / 69kg → Mサイズちょうどいい
肝心の着用感なんですが…
最高!!本当に最高です!
笑っちゃうくらい良いですね(笑)
あくまでダウンジャケットなので、軽くて暖かいのが第一。
その上で一般的なダウンジャケットに比べてかなりスマートな見た目で、ストレッチなど機能性も高く動きやすい。
僕の場合ジャケットというよりは、パーカー感覚で気軽に着用することが多いですね!
ジャケットと言うと出かけるときだけに使う感じですが、このアトムLT フーディはそれだけではもったいないです!
あらゆるシーンで自宅でも外でもガツガツ活躍してくれますよ!
ARC’TERYX(アークテリクス)アトムLT|AR・SLとの違いや選び方
一着目のアトムならARかLTがおすすめ!
AR > LT > SL
暖かい順に並べると、こんな感じでLTは中間にあたります。
アークテリクスのアトムシリーズは「インサレーテッドジャケット」
つまり、中綿が入ったモデルで保温性が要のモデル。
SLも保温性がないわけではないのですが、イメージとしてはカーディガンのようにさっと羽織るような感じになるので、1着目としてはおすすめしません。
個人的にはARかLTかで選ばれると良いと思います!
LTはレイヤリングで着回しできる万能型
ARは保温性の高いモデルで、秋〜冬にアウターとして着用することを想定されています。
インナーとしても着れなくはないですが、アウターにゆとりがないと窮屈になりがちなのと、やはり着ぶくれしやすい印象。
なので、アウターとして単体で着用するような使い方であればARがおすすめです!
一方LTは、保温性ではARに劣りますが、その分幅広い季節で着用でき、アウターやインナーなど使い方も豊富。
アウター専門というよりは、いろいろ組み合わせも変えながら着回したいという方におすすめです!
最後に僕の使い方もご紹介しています!
ARC’TERYX(アークテリクス)アトムLT|総評
アークテリクスの名作に感動… こんな人におすすめ!
もともと名作で良いアイテムと何度も聞いていたので、正直ハードルが上がりまくってました。
ただ、その高いハードルをいとも簡単に超えてきたので、まさに感動もの!!
「もう元には戻れないな…」
一度良さを知ってしまうと、他の服を着たときに不満を感じてしまう。
これがアトムLT フーディの唯一のデメリットかもしれません。
- 街着でもアウトドアでも使えるかっこいいジャケットが欲しい
- 少し高くても気に入った最高の服を頻繁に着たい
- インナーやアウターなどいろんな着方ができるほうがいい
- 組み合わせながらなるべく通年で使いたい
最後に、こんな人はアトムLTを選ぶと間違いなく幸せになるというチェック項目をまとめてみました。
2つ以上当てはまるなら、まず間違いないですよ!笑
着回し:私服の制服化が捗りました!
私服に関しては、どちらかというと快適で気に入ったものをずっと着ていたいミニマリスト志向。
アトムLTを購入してから、私服の制服化が捗りました!
中でも、もともと愛用していたアークテリクス ゼータSLとの組み合わせが最強すぎます。
ゼータSLに保温性能やストレッチはないのですが、その分アトムにない防水性能やGORE-TEXの高い防風性能があり、お互いにない部分を補ってくれます。
冬〜春:アトムLT単体
春:ゼータSL単体
夏:室内用の羽織物と雨具にゼータSL
秋:ゼータSL or アトムLT単体
秋〜冬:アトムLT単体
冬:アトムLT+ゼータSL
大まかな使い分けですが、とにかく季節や気温によってうまく調節しながら着回しができるんですよね!
季節ごとにいちいち衣替えをする必要がないのでラクですし、収納も圧迫しない。
よほど極寒な場所でない限り、インナーを工夫すればこれでいけるはず!
ぜひアークテリクスの名作、アトムLT フーディを体感してみてください!
最後までご覧いただきありがとうございました!