【レビュー】OAO VIRTUAL NATURE 足元から変わる「スニーカーの再定義」 【VIRTUAL PEAK】
プロダクトとしての感動、作品としての感動
特に自分が暮らしの中で使うアイテムとして、「作品としての感動」を経験するとは思っていなかった。
OAOというブランドさんから声掛けいただき、VIRTUAL NATUREシリーズのVirtual peakというスニーカーを試してみた。
足元で異彩を放つファッションアイテムでありながら、毎日しっかり使える実用性を兼ね備えている。
今回はOAOというブランドの考え方と、Virtual peakについて紹介していく。
ABOUT OAO|唯一無二のCreative Footwear
OAO=One and Only
その名の通り、「唯一無二」
クリエイターのための、唯一無二なスニーカーをつくるのがOAOというブランドです。
「MOVE THE SOUL」をコンセプトに、足元からクリエイターの活動を刺激する、そんなスニーカー。
芸術や自然から受けたインスピレーションをスニーカーと言う形に落とし込んでいく。
デザイナーは舞台衣装やレディーガガの靴も手掛けるシューズアーティストの串野真也さん。
製造は浅草の老舗革靴メーカーで、まさに現代にアップデートされたスニーカーという印象。
見た目の魅力だけではなく、内側から自分を刺激してくれる靴。
これまで自分が履いていたものとは、一線を画する魅力に惹きつけられました。
OAO VIRTUAL PEAK|ディテールをCheck!
開封の高揚感
ネットで購入した靴が自宅に届いたことは何度もあるが、今回のはどうも違う…
どちらかと言うと、Apple製品の開封に近い高揚感がある。
それでいて、芸術作品を手にしているという感覚はApple製品ともまた別物。
外観・製品スペック
・DriTan™
レザー製造時に限りなく水と化学物質の使用を最小化した独自のサスティナブルレザーを使用。
・コルク素材
中底には厚手の天然コルク素材を使用。柔らかな足あたりと天然素材ならではの吸湿、消臭が特徴。
アッパー:スムースレザー/合成繊維
ライニング:合成繊維
ソール:ラバーソール
重量(片足):450g
ソール厚(最大):4.4cm
Virtual × Peak
VIRTUAL NATUREシリーズのVIRTUAL PEAKというモデル。
コンピューターや電子機器・インターネットなどのテクノロジーを利用した芸術表現であるメディアアートの作品群からインスピレーションを受けた本シリーズ。
それぞれの製品にデジタルな世界の中に立ち現れる自然物のモチーフをデザインしております。美しい山の峰の景観をモチーフとし、近未来的な印象を与えるエッジーなシルエットが連なるラインと、サイドに大きく施したグラデーションカラーが特徴的なVirtual peak。
ーOAO公式より
連なる山の峰がメディアアートの感性と交差し、つくりあげられたデザイン。
黒を基調としながらも、光沢感や光を反射しやすい素材がアクセントとなり、足元でもしっかりと存在感を示してくれる。
VIRTUAL PEAKのシンボルと言ってもいいだろう。
僕もこのシンボル的デザインに心酔した。
決して目立つわけではないが、サイドにはしっかりとVirtual peakの文字が刻まれている。
ただのプリントではなく、凹凸のある立体デザインになっているのも素晴らしい。
評判のビブラムソールを採用
ソールに採用されているのは、登山靴などの本格的アウトドアシューズにも使われているイタリア・ビブラム社製のもの。
評価されているのが優れた耐久力とグリップ力。
登山用のソールとして開発されているので、濡れた地面でもしっかりホールドする。
芸術性の高いスニーカーというと、デザインに特化し実用性が伴わないのでは?と思いがちだが、心配無用。
アートの思想をもってして、実用性も両立する。
スニーカーであるからには観賞用の作品としてだけではなく、暮らしの中で使うことがデザインに組み込まれて表現されているのだと感じる。
僕がOAOというブランドに共感して愛用しているのもこれが大きな理由だ。
環境への配慮 サスティナブルレザー
現代のブランドづくり、ものづくりにおいて欠かせないのが「サスティナブル」
使用されているレザーはオランダに研究所と工場を構えるECCO LEATHER(エコーレザー)社。
Virtual peakのDriTan™️は革製造の常識を覆し、排出される汚水や化学薬品の使用量を最小限に削減。
環境に配慮しつつ、従来の革と遜色ない品質を実現する。
しなやかで落ち着きのある光沢を持つレザーが、よりいっそうVirtual peakのグレードを上げているように思う。
OAO VIRTUAL PEAK|履き心地・使用感について
安心感
まず、VIRTUAL PEAKをはじめて履いた瞬間から明確にわかるのが「安心感の高さ」
最大で4.4cmの厚みがあり、クッション性の高いコルク製の中底。
加えてさきほど紹介したビブラムソール。
これら1つ1つが組み合わさリ、頼れるスニーカーだなとすぐにわかった。
適応力
ややはじめのうちはやや硬いなと思うこともあったが、レザーの特性もあり馴染んでいった。
トレイルランニングシューズを原型として作られているのか、僕は坂道や荒れた道の多い山奥に住んでいるが、そんな環境でさえ問題なく適応してくれる。
通勤や街で着用する際も、意外にに濡れて滑りやすいところがあったりする。
以前危なっかしい場面に遭遇したこともあるので、その点タウンユースの機能面でも申し分なく活躍してくれるはず。
アート作品でありながら、実用性に長けた製品である点がとても気に入っている。
FITTING AT HOME:自宅で試着可能
14日以内であれば、商品の返品・サイズ交換が無料!
※注意事項※
商品をご購入頂いたのちに、ご自宅で試着いただいて商品のサイズが合わない場合は、無料でサイズ交換を承ります。
以下の条件を満たす必要がございますので、予めご確認ください。
①試着は土足で歩かない自宅環境のみであること
②お届け時と同様の状態での交換であること
-タグを切り離したり箱などを廃棄/紛失した場合は交換不可となります
③直接肌に触れない状態での試着であること
-靴下を着用いただいてお試しください。
④商品発送から14日以内である。
ご希望の方は、公式LINE,ECお問い合わせフォームから注文番号と併せて、交換の旨をご連絡ください。
OAO VIRTUAL PEAK|「履く」というより「身に纏う」感覚
クリエイターのための、唯一無二なスニーカーをつくるOAO
僕もこれまで出会ったことのないアイテムだったので、解釈するのに少し時間がかかったが、だんだんとその魅力に惹き込まれていった。
よくわからなくても、アート作品に触れること、刺激を得ることがいかに大切かということを、いちクリエイターとして学びとなった。
Footwear=履物ではあるのだが、ただ「履く」というよりも「身に纏う」感覚に近いのではないかと思う。
昨今の金融商品としてのスニーカーには正直まったく興味がなかったが、OAOのスニーカーはそれとも全く違う。
まさにスニーカーの再定義。
なかなか店頭で試してみることが難しい製品だが、返品やサイズ交換も無料ででき、カラバリや他のラインナップも充実しているので、ぜひ一度チェックしてみて欲しい。