【レビュー】ARC’TERYX セリウムフーディ オーバースペックなダウンが最高だった!【ソリウムとの比較も】
前々から購入を決めていたモデルをようやくGET!
事前に情報は調べていたし、試着もしていたのですが、使ってみて改めて素晴らしさを実感。
完全に期待値を超えていました。
とにかく軽く、抜群の保温性能を誇るダウンジャケット。
スマートでミッドレイヤーとしてもアウターとしても使える至高ダウンをレビューしていきます!
ARC’TERYX セリウムフーディ|外観・スペック
セリウムフーディの基本スペック
サイズ展開 | XS〜XL |
重量 | 335 g |
フィット | トリムフィット |
素材 | 15デニール Arato™ ナイロン 850FPヨーロピアングースダウン コアロフト(独自化繊) |
冬のクライミングではミッドレイヤーとして、キャンプでは一枚で。コンパクトに収納できるので、バックカントリーの休憩時間では暖かさを提供するセリウム。アルパインクライミングでも定評のある性能を誇ります。ディテールへの徹底したこだわりに衝き動かされ、デザインのアップデート、環境に優しい素材の調達を進めつつ、抜群の軽暖性能を維持しました。850フィルのレスポンシブルダウンに加えて、コアロフトの合成素材を湿気がこもりやすい部分に配置。高品質な断熱性能を実現しています。リサイクル素材の15デニール Arato™ ナイロンを使用した表面素材は、軽量で耐久性のあるバイオ由来のライナーで石油の使用量を削減。インサレーテッド ストームフードがプロテクションを高めます。
ARC’TERYX公式より
ARC’TERYX セリウムフーディ|ディテールをCheck!
ダウン:圧倒的な保温性能と軽さ
軽くて保温力に優れた850FPのヨーロピアングースダウンを採用
ARC’TERYX セリウムフーディの最大のポイントがダウン。
600〜700FPのダウンであれば「良質」と言われることが多いですが、セリウムは850FP
その圧倒的な性能が伺えます。
ダウンの性能を数値化したFP(フィルパワー)とは…
また、ダウンは身体の熱を逃さないような仕組みなので、性能が高いからといって暑すぎるということはありません。
つまり、性能が高いにこしたことはないということですね。
また、湿気がこもりやすい脇部分にはARC’TERYX独自の化繊「コアロフト」を採用。
ダウンコンポジットマッピングにより、適材適所に素材が選定されています。
アークテリクスが独自に開発した化学繊維ダウン。
ダウンに劣らぬ保温力ながら、湿気に強く洗濯にも対応し、弱点を克服した素材。
素材:環境に配慮した耐久撥水仕様
2022年冬にリモデルされ、表面には15デニール Arato™ ナイロンが採用されました。
東レが開発したArato™ ナイロンは、アークテリクスやパタゴニアがダウンジャケットやウィンドブレーカーで使用している素材です。
非常に軽量かつ耐久性に優れ、石油の排出量も大幅に削減するという三方良しなテクニカル素材。
さらに、この素材に耐久撥水仕上げを施しているため、多少の水気、小雨であれば気を使いすぎる必要はありません。
※ダウンには変わりないので、雨に濡れるのは避けたほうが無難です
仕様:フード・袖ほか
ARC’TERYX セリウムフーディ|着用感・使用感
運営者の体型と着用サイズ
着用サイズ | S |
身長 | 178 cm |
体重 | 55 kg |
体格 | 痩せ型 |
いくつか試着した結果、自分の場合Sサイズが適正でした。
きつすぎることなく、またインナーを多少着込むゆとりもあります。
冬は平気でマイナスになる山間部に住んでいるので、ARC’TERYXのアトムLT(XSサイズ)を中に着たりすることもありますが、こんな着用も可能。
また、よくやるのはミッドレイヤーとして着用し、上からベータジャケットでしっかりと防風・防水をするレイヤリング。
これで安心して山の厳しい冬も越せます(笑)
性能だけみれば、オーバースペックなのは間違いないのですが、冬の衣装において軽くて暖かく、動きやすいことがいかに重要かということを思い知らされました。
実は、ダウンジャケットで有名なデサントのマウンテニアも愛用してきたのですが、セリウム購入以降確実に出番が減りました。
良いジャケットなのは間違いない一方で、やはり動きやすさ、快適性においてはセリウムの方が素晴らしく優秀…!
そしてめちゃくちゃ気に入っているのがシルエットです。
トリムフィットで、腰の部分にかけてやや絞られたような、身体にフィットするスマートなデザイン。
ダウンにありがちな着ぶくれを抑え、スタイリッシュにきまります。
ARC’TERYX セリウムフーディ|ソリウムとの違いを比較
ARC’TERYXのダウンジャケットで分かりづらいのが、「セリウムとソリウム」の違い。
セリウム | ソリウム |
---|---|
スマートなシルエット(トリムフィット) 幅広いユーザー向け | 軽さ、保温性能重視生地の耐久性重視 ゆったりめのシルエット(レギュラーフィット) 擦れ等が気になる山岳利用ユーザー向け |
ただ、上記のとおり、ほとんどの方はセリウムを選んでおけば間違いないという感じです。
岩肌など本格登山をされる方が用途に応じて購入されるのがソリウム。
ダウン性能や軽さにおいて、セリウムのほうが優秀なので、それ以外の方は一択でOK!
ARC’TERYX セリウムフーディ|ダウンはオーバースペックが最高
これまではUNIQLOのウルトラライトダウンでなんとかやりくりしてきましたが、ようやくメインでの使用は卒業。
使用環境もあいまって、前々から「ちゃんとしたダウンジャケット」が欲しかったんですよね。
- 多少値が張ってもクオリティ重視で選びたい
- 寒いのがあまり得意ではない
- あまり周りと被らないダウンが欲しい
ARC’TERYX セリウムフーディはこういった方にとって、間違いないダウンジャケットです。
なかなか通販でも出回りにくい商品ですが、至高の暖かさと軽さ、ぜひお試しください!
これで安心して山の厳しい冬も越せます(笑)