【初心者必見】バックパックキャンプの始め方を徹底解説!【購入順と予算も紹介】
- キャンプに興味があるけど、何から買っていいかわからない
- バックパックでキャンプするコンパクト・ミニマムスタイルに興味がある
- 一通り揃えるとどれくらい予算がかかるのか知りたい
- 一気に購入するのは厳しいから優先順位を知りたい
本記事はこのような方におすすめ!
身軽に自然へと繰り出すミニマム・コンパクトスタイルのキャンプって良いですよね!
ただ、何から買えば良いのか、どれくらいのキャンプギアを選べば良いのか、あまりにも種類が多く金額もピンキリで分かりづらい…
今回は、バックパックキャンプを始める際の流れや購入の優先順位、おすすめキャンプギアまで徹底解説!
幼少期はボーイスカウトで自然に触れ、外で遊ぶのが大好きでした!
気がつけば山奥の限界集落に地方移住し、気軽に外遊びを楽しんでいます!笑
自分が苦戦したポイント全部入りでまとめてますので、ぜひ参考にしてみてください!
アウトドアについてはInstagramのサブ垢で緩くやっていますので、お気軽に絡んでください!コメント・DMいただければフォロバします!アウトドア仲間募集中!
- バックパックキャンプを始める流れ
- バックパックキャンプの魅力
- バックパックキャンプを始める際におすすめのギア購入順
- 必要なキャンプギア一覧
- 品質重視のギアとリーズナブルなギアの両方を紹介
運営者の愛用ギアはこちらでまとめて紹介!
バックパックキャンプの魅力とは?
広がるアウトドアの楽しみ方・可能性
- バックパック1つで移動できる
- 荷物がコンパクトである
ことで、一気にキャンプの楽しみ方や可能性が広がります。
たとえば!
車でサイト近くまで行かないと、荷物の持ち運びがしんどい場所にも行ける
登山・トレッキング・自転車キャンプなど応用が効く
キャンプ目的ではなく、旅へ行く目的で「キャンプ」という手段を選ぶことができる
設営・撤収の作業が超ラク
キャンプを始める際に、
「準備や片付けがめんどくさいのは嫌」
という点が抵抗になっている方も多いはず。
バックパックキャンプは荷物量が必然的に少なくなるので、作業も圧倒的にラクです!
僕自身もスーパーめんどくさがり(笑)
「はじめはいろんなキャンプ道具に憧れてギアを揃えたけど、結局めんどくさくてミニマムスタイルに変更した!」という方は本当に多いです。
自然への一体感が深い
道具がコンパクトなバックパックキャンプでは、自然に溶け込みやすく特有の一体感を感じやすいです。
人気キャンプ場でワイワイテントだらけなのも悪くないけど、個人的には人気の少ないひっそりとした森の中で過ごすのが好きです。
必要なギアを厳選する楽しみ
バックパックキャンプでは、かばん1つに収まるギアに厳選するのが基本。(オートキャンプを除く)
制限や縛りによって、人間の創意工夫・クリエイティビティが促進されます。
- 「かさばるものは最低限に」
- 「コーヒーは贅沢して挽きたてを楽しみたい」
など、シーンや環境に応じて自分にとっての最適解を模索するのが大きな魅力。
バックパックキャンプの始め方|まずは全体の流れを確認
おすすめの始め方はこれ!
キャンプでなくても、自宅で使えて身近にキャンプ感覚を少しでも楽しめるアイテムから揃えるのがおすすめ!
→マグカップ、チェア、テーブル、ナイフなど
自宅にあるもので代用可能なギアは後回しでOK!
バックパックを揃えるのは道具が揃って好みもわかってからで問題なし。
はじめのうちは適当な収納ボックスとかに積んで車で行くのも全然あり!
バックパックキャンプの始め方|必要な道具・優先順位・予算まとめ
デイキャンプに必要なキャンプ道具
道具 | 重要度 | 予算(目安) | 一言コメント |
---|---|---|---|
マグカップ | ◎ | 2,000円〜4,000円 | 家でも日常的に使いやすいのではじめに購入をおすすめ |
クッカー(セット) | ◎ | A:8,000円〜12,000円 B:5,000円〜7,000円 C:3,000円〜5,000円 | 炊飯にアルミ製+湯沸かしや調理に軽量なチタン製の組み合わせがベスト |
シンブルバーナー | ◎ | 5,000円〜10,000円 | バックパックキャンプでは、CB缶ではなくよりコンパクトなOD缶がおすすめ |
チェア | ◯ | A:10,000円 B:7,000円 C:3,000円 | 自宅でも使えて、レジャーなどでも使いやすいので早めに揃えてOK |
テーブル | ◎ | A:5,000円〜15,000円 C:2,000円〜3,000円 | はじめは2,000円程度の中華製で問題なし 5,000円〜6,000円で長く愛用できる高品質モデルが買える |
バックパック | ◯ | A:40,000円〜50,000円 B:20,000円〜30,000円 C:〜10,000円 | ないと「バックパックキャンプ」はできないが、道具が揃ってきて好みもわかってからでOK |
焚き火台 (焚き火シート) | ◯ | A:15,000円〜30,000円 B:5,000円〜10,000円 C:〜3,000円 | 必須ではないがキャンプの醍醐味 焚き火をするためだけに出かけるのも楽しい 焚き火シートも合わせて |
グランドシート | △ ※ | 2,000円〜3,000円 | 必須ではないがレジャーシートなど汎用的に使えるので持っておいて損はない |
ナイフ (調理用) | ◯ | A:10,000円〜20,000円 C:2,000円〜3,000円 | 食材を切ったりするので、ほぼ必須 |
ナイフ (薪割り用) | ◯ | A:10,000円〜20,000円 C:2,000円〜3,000円 | コンパクトな焚き火台では薪を小さくする必要あり (バトニング用ナイフ) |
ファイヤースターター | △ | A:2,000円〜3,000円 C:〜1,000円 | 火花を散らして点火するロマンアイテム マッチやライターでOK |
カトラリー | ◯ ※ | 1,000円〜3,000円 | 家にあるもので代用可能 |
泊まりキャンプに必要なキャンプ道具
道具 | 重要度 | 予算(目安) | 一言コメント |
---|---|---|---|
テント | ◎ | A:40,000円〜50,000円 B:20,000円〜30,000円 C:〜10,000円 | ピンキリ 軽量コンパクトになるものほど高価 |
マット | ◎ | A:20,000円〜30,000円 B:10,000円〜20,000円 C:〜3,000円 | はじめは安価に手に入り すぐに使えるクローズドセルタイプがおすすめ |
シュラフ | ◎ | A:30,000円〜50,000円 B:10,000円〜20,000円 C:〜5,000円 | 真冬を除く予算の目安 |
ランタン | ◎ | 2,000円〜5,000円 | テント内照明 ソーラータイプなら防災道具にも |
ライト | ◎ | 2,000円〜5,000円 | トイレや作業時に必要 ランタンと兼用のモデルが人気 |
ペグ | ◎ | 〜3,000円 | 軽くて強いチタン製が人気 |
ハンマー | △ | A:5,000円〜10,000円 B:2,000円〜3,000円 C:〜1,000円 | 薪や石があれば代用できる 100均でもOK |
重要度 | 予算 |
---|---|
◎:絶対に必要 ◯:あったほうがいい △:あると便利だけど必須ではない ※:家にあるものでも代替可能 | A:クオリティ重視 B:品質と価格のバランス型 C:リーズナブルな価格のコスパ重視 |
- A:クオリティ重視の場合(相当良いギアが買える)
→20万円〜25万円 - B:品質と価格のバランス型
→10万円〜15万円 - C:リーズナブルな価格のコスパ重視
→5万円〜10万円
バックパックキャンプの始め方|デイキャンプに必要な道具
マグカップ:1番最初に買うべきアイテム
はじめに買うべき道具として、キャンプを始めたい友人や知人にもイチオシで進めているのがマグカップ。
「ちょっといい」マグを買うと、お酒やコーヒーを飲んだりと、自宅でも毎日使えます。(実際に愛用中)軽量でタフなチタン製がおすすめ!
いくつかマグは使ってきましたが、多少値上がりしてもsnow peak製が最高です。
イチオシの愛用品はこれ
大容量&焚き火にも
クッカー(セット):アルミ+チタンの組み合わせが最適
調理をしたり、お湯を沸かしたりするのにクッカーは必須。
チタン製はアルミに比べ強度高いですが、熱伝導率が低く、炊飯にはあまりおすすめされません。
愛用中のイチオシ製品・ブランド
セットが1つあると何かと便利
シングルバーナー:よりコンパクトなOD缶タイプがおすすめ
CB缶とOD缶について
CB缶タイプ | 手に入りやすく安価なCB缶を使用する。(コンビニなどでも手に入る) サイズがやや大きく、低気温では安定しづらい |
OD缶タイプ | コンパクトでCB缶タイプに比べ高出力。 アウトドやショップや通販で購入でき、価格はCB缶より割高。 |
シングルバーナーには上記の2種類ありますが、バックパックキャンプではよりコンパクトで出力も高いOD缶が人気。
ややサイズはあるが、安定感が高く見た目に惚れたSOTO製を愛用中
コンパクトな人気モデル
ガス缶はこちら(250の容量を1番使います)
チェア:コンパクトキャンプではロースタイルが人気
キャンプに慣れた中級者以上では、地面に座る「地べたスタイル」も多いですが、やっぱりチェアがあると快適ですし、初心者の方にはチェアありがおすすめです。
中でもバックパックキャンプではロースタイルが人気。
より地面に近い目線で、自然との一体感を感じやすいスタイル。
テーブルや焚き火台も合わせて低めのものを選ぶことが多い。
愛用中のローチェア
バックパックでも持ち運べるスタンダードスタイル
リーズナブル、コスパ重視
テーブル:バックパックに入る小さなものを1つ
決して広々としているわけではありませんが、限られたスペースでこじんまりとキャンプを楽しむのもバックパックキャンプの魅力だと思います。
小さくても1つ持っておくと便利ですよ!
軽量コンパクトな人気モデル
リーズナブル、コスパ重視
バックパック:道具が揃ってきてからでOK
バックパックキャンプでは、もちろんバックパックが必要ではあるのですが、はじめからいきなり購入するのはややリスクが高いです。
- どれくらいの道具量になるか想定しづらい
- 買った後に欲しいバックパックが見つかる可能性大
道具が揃ってきたり、いくつかバックパックを調べてからでも全然OK!
その上で、初心者の方が選ぶバックパックのおすすめ容量は40L〜50L。
それ以下になると、相当ギアを厳選しなければならず、価格も高くなりがち。
逆に50L以上だと重たすぎてバックパックキャンプが嫌になることもあります。
UL・コンパクトキャンパーから人気の高いモデル
愛用している軽さ・快適性・強度のバランスモデル
リーズナブル、コスパ重視
焚き火台:キャンプの醍醐味
キャンプの醍醐味である「焚き火」
バックパックキャンプでも、コンパクトなモデルなら携帯して楽しむことができます。
バックパックキャンパーに人気の定番モデル
携帯性はありつつも、ガッツリ焚き火を楽しみたい方におすすめ
本家ピコグリルより上という評判も少なくない爆売れ焚き火台
同じMONORALの軽量モデル
焚き火よりもコンパクト目なウッドストーブ
地面を焦がさないように焚き火シートもあわせて用意
グランドシート:必須ではないが汎用性高め
チェアやテーブルがあれば、絶対必要!というわけではありませんが、
- ぬかるんだ場所で荷物が濡れるのを防ぐ
- テントを設営する際の荷物置きとして
- ピクニックなどレジャーで使用
こんな感じでわりと活躍してくれるので、あると便利!
はじめに買ったのはこれ!
やや高価ですが人気なモデル
地面に置くものなので、コスパ重視でリーズナブルなものを選ぶのもおすすめ
ナイフ(調理用):最低1つは持っておきたい
バックパックキャンプのナイフは、調理用が1本(多くても2本)とバトニング用が1本の2本が一般的。
調理用はサビに強いステンレス製のものが無難でしょう。
ラインナップが豊富で定番のフランス産OPINEL
多機能なマルチツールで完結させたい方はこちら
ナイフ(薪割り用):コンパクトキャンプではほぼ必須
バックパックキャンプの焚き火では、薪をコンパクトにする必要があることが多いです。
その際、ナイフを打ち込んで薪を割る「バトニング」と呼ばれる作業で使う用のナイフ。
そのほか、火起こし時に「フェザースティック」というものをつくるときにも使います。
(ファイヤースターターと併用)
リーズナブルで定番のモーラナイフ
贅沢な一生物ナイフなら
ファイヤースターター:点火用のロマンアイテム
ファイヤースターターとは、火花を散らすための道具。
焚き火などで火起こしをする際に使うアイテムです。
もちろんライターや着火剤さえあれば必要ありません。
「ブッシュクラフト」と呼ばれる、より原始的な体験に近いアウトドア体験として楽しまれています。
愛用中のモデルはこちら
カトラリー:はじめは家にあるものでも代用できる
カトラリーはもちろん必要ですが、自宅で普段使っているものを持って行っても荷物量に大きく影響がないので後回しで大丈夫です。
チタン製のカトラリーは丈夫で抗菌力も高いのでおすすめ!
バックパックキャンプの始め方|泊まりキャンプに必要な道具
テント:軽量コンパクトなものほど高価
自分のキャンプスタイルの雰囲気を大きく左右するのがテント。
愛用中のワンポールテント
人気のULテント
リーズナブル、コスパ重視
マット:まずは安価なウレタン(クローズドセル)
シュラフの下に引いて寝心地を快適にしてくれたり、座布団としても使えるマットには3種類あります。
- クローズドセル
空気を入れる必要がなく、ぱっと広げてすぐに使える物理マット。
徐々にクッション製や断熱性は落ちるが、破れなど万が一のことがあっても使用できる - エアマット
完全に空気だけで膨らませて使うタイプのマット。
コンパクトで断熱性も高いが、万が一穴が開くと壊滅的。 - インフレータブル
クローズドセルとエアマットのハイブリッドタイプ。
サイズも丁度間くらいのバランス型。最悪穴が空いてもギリギリ使える
まずは気をつかわずリーズナブルに購入できる、クローズドセルを1つ持っておくのがおすすめです。
R値とは?
R値は断熱性の高さを示す数字。高いほど断熱性能も優れており、寒い時期にも対応可能となる。
R値はマットを組み合わせることで足し算することができる。非公表のモデルもあり。
例)R値2.0のマットとR値3.0のマットを重ねる場合→R値5.0相当
リーズナブル、コスパ重視
クオリティ重視
価格と品質のバランス型
シュラフ:高価だがコンパクトで暖かいダウンが人気
シュラフにはダウンと化繊の2種類があり、それぞれの特徴は以下の通り。
ダウン | 高価になりやすいが、軽量で暖かい。 コンパクトになるが、水に濡れると復元しづらく性能を発揮できない。 |
化学繊維 | ダウンよりは保温性能が劣る。 安価に購入しやすい。水気に強く洗濯できる。 |
バックパックキャンプでは、よりコンパクトで保温性能にも優れたダウンシュラフが人気。
3シーズン以上汎用的に使え、ダウンの弱点もカバー
ダウンでもリーズナブルな価格を実現!
リーズナブルで冬まで行けるオールシーズン化繊
ランタン:テント内照明に
テント内照明として使うランタン。
バックパックキャンプでは、オイルランタンではなく、コンパクトなLEDランタンを使用します。
オイルランタンはやはり特有の魅力がありますが、LEDでもおしゃれなものもありますよ!
綺麗な模様とソーラー充電が特徴の人気モデル
ミニマルなデザイン、暖色が人気
ライト:トイレや作業に必須
UL・コンパクトキャンパーがほぼ全員持っているほどの名作
スーパーコンパクトな知る人ぞ知るライト
ペグ:軽量かつ強度の高いチタンが人気
ペグはテントを固定するための必須アイテム。
強度が高く軽量なチタン製がおすすめです。
ハンマー:薪や石で代用できる
ペグを打つ際のハンマーは、重量が重たくなってしまうので、薪やその辺の石を使って代用する人が多いです。
一応持っておきたいという方で予算が…という方は、100均で購入するのもおすすめ!
コンパクトかつおしゃれなハンマー
【まとめ】バックパックキャンプの始め方
キャンプでなくても、自宅で使えて身近にキャンプ感覚を少しでも楽しめるアイテムから揃えるのがおすすめ!
→マグカップ、チェア、テーブル、ナイフなど
自宅にあるもので代用可能なギアは後回しでOK!
バックパックを揃えるのは道具が揃って好みもわかってからで問題なし。
はじめのうちは適当な収納ボックスとかに積んで車で行くのも全然あり!
- A:クオリティ重視の場合(相当良いギアが買える)
→20万円〜25万円 - B:品質と価格のバランス型
→10万円〜15万円 - C:リーズナブルな価格のコスパ重視
→5万円〜10万円