【比較】ABLE CARRY Max EDCをMax Backpackと比べました!細部の変更点まで徹底解説【26L/30L】
ABLE CARRYの大容量モデル、Max Backpackをよりデイリー向けのモデルとして開発した
一見容量違いで似たように見える2つのMaxですが、細部にいたるまで中身はかなり進化してます。
今回は、Max EDCとMax Backpackを比較しながら、改善点や違いについて徹底解説!
ABLE CARRY 2つのMax|スペックを比較
モデル | Max EDC | Max Backpack |
サイズ | H50cm x W30cm x D19cm | H52cm x W32cm x D20cm |
重量 | 1550 g | X-Pac: 1800g Cordura Ripstop: 1600g |
容量 | 26L | 30 L |
素材 | X-Pac + Cordura 1000D | X-Pac + Cordura 1000D Cordura 210D |
価格 | 47,300円(税込) | X) 46,200円(税込) C) 41,800円(税込) |
ABLE CARRY 2つのMax|外観を比較
スペック的には、縦横が2cmずつ、奥行きが1cmと僅かな差ですが、体感としてはそれなりに大きさの違いを感じる印象。
また、どちらもボックス形状ですが、Max Backpackに比べると、Max EDCのほうがより上部に丸みを帯びたフォルムになっているのも特徴的です。
これも写真でみると違いが分かりづらいですが、Max EDCは若干背面がカーブしているのに対し、Max Backpackはフラットな設計。
見た目の差以上に、体へのフィット感の進化が感じられるポイントです。
特に背面は大きさの違いがわかりやすく現れています。
底面を見るとわかりやすいのが、素材の配置と比率の変更。
Max EDCでは、Max Backpackに比べてCordura 1000Dの比率を控えめに、X-Pacの割合が高く配置されています。
ABLE CARRY 2つのMax|機能・特徴を比較
メイン収納:小物ポケットが追加
また、上部にはPCスペースの小物収納が拡張するように設計されており、デッドスペースになりやすい部分の活用という意味でもこだわりがみられます。
広々としたメイン収納の弱点は、小物が散らかりやすいこと。
Max EDCには、背中側にストレッチポケット追加され、タブレットや手帳などをしっかりとホールドしておけるので、着用時の安定感が向上しました!
フロントポケット:最大8Lまでの拡張性が大きな特徴に
上面にジップ付きストレッチポケットあり
肩掛けでアクセスしやすいように横向きに
縦方向のストレッチポケットとキーリング
最大8Lのフロントポケットには、靴や衣類などを分けて収納できる
メイン側に張り出してくれるので、シルエットが崩れにくいこだわり
サイドポケット:仕切り・キーリングが追加
Max Backpackではフロントについていたキーリングがサイドへ移動(フロントに付け替え可能)
ストレッチの仕切りで小物を整理しやすく
Max Backpackは細長い形状なのでスマホがギリギリ入るサイズ
おボトルポケット:ワイドになり収納力Up
ボトルポケットはMax Backpackよりもワイドになり、折り畳み傘とボトルを同時に収納できるように。
最大で1Lまでのボトルを収納可能とのこと。
Max Backpackは途中までCordura 1000Dの生地が配置されており、そこからポケットが配置されています。
一方Max EDCは、背面から生地が伸びており、その分ゆとりのあるポケットになっています。
傘と水筒を2つ同時に入れられたり、太めのボトルでも1Lサイズが入ったりと収納力が向上!
PC収納のジップ:止水→DWR耐久撥水加工に変更
DWR耐久撥水加工のジップ
止水ジップ
PCスペースのジップは、止水ジップ→DWR耐久撥水加工のジップに変更。
デイリー向けのモデルということで、よりサクサク開けられる操作性と耐久性を重視したとのこと。
PCスペース小物収納:大幅アップデートで使い勝手◎
ポケットが3つになり、さまざまなガジェット小物を入れやすくなった。ストレッチ素材も厚みが出て安心感がある。
ポケットが4つだが、小さく入るものが限られるのが気になっていた点。厚みのあるものは入れづらい。
PCスペース自体はスリムなので、なかなか厚みのあるものを入れづらかったのが難点でした。
仕方ないかと思っていたら、まさかのアップデートが!
Max EDCのメイン収納側に拡張するゆとりがあることで、デッドスペースになりやすい上部をうまく活用。
マウスやモバイルバッテリーなど、厚みのあるものもひとまとめに収納可能になりました!
ハーネス:X-Pacでほぼ統一され快適に
カード収納部分以外はX-Pacで統一
着脱時の快適性が向上
上部、肩周りはCordura 1000D
強度が高く安心感がある一方、着脱時のゴワつきがややデメリット
スーツケースに通して固定できるストラップも、補足短くサイズにあわせて変更されています。
ハーネス下のアジャスターというかストラップについても、余りすぎないように長さが調節され、無駄がなくなりました。
ABLE CARRY 2つのMax|パッキング比較
3泊程度の旅・出張を想定
- PC:MacBook Air 13インチ M2
- 圧縮袋2種:HOLICC PackBag+
- 必携アイテムポーチ:ARC’TERYX マンティス2
- ガジェットポーチ:PIONEER CARRY
└充電器・モバイルバッテリー・ケーブル・SDカードスロット等 - シェルジャケット:ARC’TERYX ベータSL
- バイブル手帳:FILOFAX
- 無印ポーチ:バスグッズ+化粧品
- 有線イヤホン:SHURE SE215(動画編集用)
- トラベルタオル:マタドール
- 折りたたみ傘:Amvel
- ランニングシューズ:On
上記の荷物をパッキングした結果、違いとしては
靴が入るかどうか、の差になりました。
荷物の取捨選択をすれば、Max Backpackなら4泊以上にも十分対応可能。
Max EDCについては、やはり使いやすさや程よいサイズという点は魅力で、3泊程度なら問題なくいけそうです。
ABLE CARRY 2つのMax|着用感・使用感比較
実際に感じるのは、容量や寸法といった仕様上の差以上に、やっぱりサイズ感の違いは感じます。
以前のレビューでもお伝えしたとおり、Max EDC=Everyday Carry
デイリーユースを中心にオールラウンドなモデルとして設計されているので、普段使いしやすいサイズと収納力のギリギリを狙っているモデル。
Max BackpackもさすがABLE CARRYという感じで、着用感は良いです。
ただ、荷物をある程度入れてあげるとしっかりフィットしてくれる感覚。
同じX-Pac+Cordura Ripstopという素材でも、ハーネス部分がほぼX-Pacで統一されたことで、より快適になりました。
ABLE CARRY 2つのMax||比較レビューまとめ
- 細部にいたるまで確実な進化を遂げたMax EDC
→使用感・快適性が向上し、オールラウンダーモデルとして最高峰に - 大容量トラベル・カメラバッグ特化のMax Backpackとそれ以外のすべてを網羅するMax EDCという明確な線引ができた
- 容量で不安がなく、X-Pacがよほど苦手でなければ、Max EDC一択で間違いない
今回の2モデルについては、選び方は思ったよりシンプルな印象でした!
正直使い勝手や快適性の面で差はありますが、過去モデルをふまえての新作なので、違いがあって然るべき。
Max Backpackが劣っているという感じではなく、Max EDC恐るべし!という感想ですね。