【圧巻】ABLE CARRY Max EDC あらゆるニーズに応えるバックパック界のフラッグシップモデル【メインで愛用します】
ついに来ました。ABLE CARRY渾身の新モデル。
実は最初にコンセプトを聞いたとき、正直そこまで期待していませんでした。
なぜなら、「Max Backpackを微妙にサイズダウンしたモデル」とだけ認識していたからです。
そんな感じで毎日試験的に使い始めると、評価は一変。
「このバックパック以上に満足できるモデルは他に存在しない」
「ただサイズ違いで登場したのとはわけが違う」
ため息がこぼれるほど心酔して気に入っている新作が
ABLE CARRYの大容量モデル、Max Backpackをモチーフとしながら、容量以外にも毎日使いたくなるこだわりが随所に詰め込まれた、完成度が圧倒的なバックパック。
今回は、一見褒めすぎ・過剰、とも思われてしまうほどに自分がこのモデルを気に入っている理由と特徴について、余すことなくレビューします。
環境の変化もありましたが、今後はMax EDCをメインで毎日愛用します。ABLE CARRYの代表をはじめチームの皆さん直々にお話を
伺い、2ヶ月ほどガッツリ使った上で、こだわりポイントをリアルにお伝えします!
AboutABLE CARRY|ブランドについて
Bags for Work and Play
私たちの使命は1日をもっと豊かにしてくれる最高のバッグを作ること。
毎日の荷物の持ち運びが簡単になるように
フィット感、整理のしやすさ、丈夫さを重視しています。
ABLE CARRY(エイブルキャリー)は2018年に誕生した香港発の新進気鋭なバックパックブランド。
「あなたの1日をより豊かにする、最高のデイリーバッグ」
をコンセプトとし、背中へのフィット感や使い勝手の良い収納性、頑丈なつくりを重視したプロダクトが特徴です。
中でも、負担を大幅に軽減する「Aフレーム」と呼ばれる独自開発された構造が話題となり、「無重力バックパック」と称され世界中で評判となっています。
\ 世界で話題の「無重力バックパック」 /
ABLE CARRY Max EDC|外観・スペック
ABLE CARRY Max EDCの基本情報
ブランド | ABLE CARRY |
モデル | Max EDC |
サイズ | 高さ50 x 幅30 x 奥行き19 cm |
重量 | 1.55 kg |
容量 | 26 L |
素材 | 表側:X-Pac(VX21/X42)+1000D Cordura 内側:Ripstop Nylon(420D) |
価格 | ¥47,300 |
汎用性の高さを追求し、日常使いにも最適なサイズを実現。
大きな荷物を必要としない日常のアクティビティから旅行まで幅広いシーンで
使える26L容量のバックパックが完成しました。
Max Backpackに備わったトラベル機能をそのままに、
日常的なニーズにも目を向けたフレキシブルなモデルです。
EDC=Everyday Carry
毎日持ち歩くもの
その名の通り、Max BackpackをEDC向けに設計したのが今回のMax EDC。
ABLE CARRY Max EDC|機能・特徴について
デザイン:やや丸みを帯びたボックス形状
形状について、基本的にはMaxと同じようなボックス型。
ただし、上部にかけてMax EDCは少し丸みを帯びた感じになっています。
これにより、背負ったときにスマートに見えやすいだけでなく、フィッティングにも影響していると感じました。
素材:X-Pac+Cordura 1000D – 配置が肝
素材についてもMax Backpackを踏襲し、X-Pac+Cordura 1000Dという組み合わせ。
ただ、Max EDCでは配置が微妙に変わったことで、強度や安心感は高いままに、着用時の快適性もアップグレードしています。
メイン素材にX-Pac、擦れやすい底面や背中にCordura 1000Dという構成は変わらず。
MaxBackpackではハーネス肩周りにCordura 1000Dが配置されていましたが、X-Pacで統一されたことで、ゴワつきがなく快適になりました。
X-Pac – VX21/X42
X-Pacとは…?
X-PACは、セイルクロス(ヨットの帆)で世界一のシェアを誇る、アメリカのDIMENSION-POLYANT社が開発した、表生地+X-PLY(ファイバー)+裏生地という3種類の素材を特殊な方法で貼り合わせた3層構造からなる、強度・軽さ・防水性を兼ね備えた優れた高機能素材。
Earth GreenのみX42仕様のX-Pac
- VX21(Black・Coyote Brown)
X-Pacの中で1番使われるバランス型
60%Nylon+40%Polyester
210D・210.0 g/m² - X42(Earth Green)
軽量・高耐久・柔軟性・防水性を兼ね備えており、裏地の光沢のあるポリエステルフィルムが特徴
78%Nylon+22%Polyester
420D・260.0 g/m²
どちらも、軽量・防水・高耐久というX-Pacの特性自体は共通。
防水性:雨から守りながら日々の使いやすさを重視
メイン素材にX-Pacを使用しており、デイリーユースでは浸水のリスクを気にする必要はほぼありません。
Max Backpackからの変更点でもあるのが、PCスペースのジップ。
Max EDCでは止水ジップは採用されていません。
より毎日頻度高く使うバックパックとして、ジップの扱いやすさ(軽さ)や耐久性を重視されたとのことです。
止水ではないものの、日常使いにおいてはよほど雨にさらし続けない限り、機材が濡れる心配はなさそうです。
快適性:僅かな変化がもたらす大きなアップデート
自分がMax EDCをメインで愛用しようと決め手になった大きな理由が、快適性のアップデート。
一見微妙な変化ではあるのですが、毎日使っていると、その進化のありがたみがよくわかります。
背中側が上にいくにつれ、少し前に倒れている形状になっています。
前面もやや曲線になっていることも影響しているかなと思いますが、これにより体とのフィット感が抜群!
高い収納力や強度を持ちながら、毎日使う上で大事にしたい着用感もぬかりありません。
フォームはABLE CARRYでお馴染みの、Zotefoams仕様。
航空や宇宙産業で使われる世界水準の素材を選定。
沈み込んだりせず、しっかりと体を支えてくれます。
ABLE CARRY共通の強みであるAフレーム。
底から持ち上げるような形で支える構造。
1番背中側には、フレームを維持しうまく体にフィットしてくれるEVAフォーム(板のようなもの)
収納:毎日つかうための細やかな配慮
収納面のこだわりと進化がMax EDC最大のポイント。
ユーザーが思うがままにパッキングできる自由度の高さ。
「こうしてほしかった!」というドンピシャな改善。
盛りだくさんなので、順にみていきましょう!
Max Backpackを受け継ぎ広々としたメイン収納は、最大25Lの容量。
(内部ポケット+ボトルの仕切り)
奥側にストレッチポケットがついたのが、個人的に大歓喜のポイント。荷物にゆとりがあるときに、中で散らからずにすみます。
手前側の小物ポケット2つ
使い勝手の良い小物ポケットはそのままに。
サイドポケット(右側)
内側にストレッチポケットが付いて、キーケースやワイヤレスイヤホンなど、小物類を整理しやすくなりました。
ボトルポケット(左側)も広くなり、1Lサイズまで収納可能。折りたたみ傘と水筒(470ml)が両方入るサイズ感。
背中側、17インチまで入るPCスペース。
PCは1台想定とのことですが、自分は13インチのMacBook Airと11インチのiPad Proをこちらに収納してます。
背面にはフレームを支えるEVAフォーム。
手前に隠しポケットもあります。
PCスペースの小物整理ポケットがアップデート!
Max Backpackでは厚みのあるマウスなどを入れづらかったのですが、これが解消。
メイン収納側に拡張するゆとりがあり、デッドスペースになりがちな上部空間をうまく活用しています。
Max EDCで大きく刷新されたフロントポケット。
マチが付き、X-Pacを贅沢に使用。
伸縮素材も適材適所に配置されたことで、なんと最大8Lの収納力を実現しています。
これにより、靴やサンダルなど大きなものでもフロントポケットに別で入れられるようになりました。
大きなアイテムを入れるときは、メイン収納側に押し出される感じになるので、バックパックのシルエットが崩れにくい設計。
収納の容量について
メイン収納:最大25L
フロント収納:最大8L
→フロント最大使用時、メイン収納は17L
ABLE CARRY Max EDC|使用感・パッキング
サイズ感・着用感
ボックス形状をベースにしながらも丸みがあることで、26Lとは思えないスマートな見た目。
5L弱の差ではありますが、Max Backpackでもし大きすぎると感じていた方も、これなら背中への収まりも良いと感じるようなサイズ感だと思います。
着用感については、カッチリとした安心感の高さとホールド感がたまらない感覚。
特にPCやカメラなどの機材を入れて重くなったときの安定感は、これまでのモデルと比べても1番しっくり来るように思いました。
それにしても、相変わらず背負ったときのシルエットや引っ張られない感じが素晴らしいです。
パッキング例
- PC / MacBook Air 13インチ
- タブレット / iPad Pro 11インチ
- バイブル手帳
- ペンケース
- ショルダーバッグ
- ガジェットポーチ
└ 充電器・モバイルバッテリー・ケーブル3本・Apple Watch充電器・SDカードスロット等 - 化粧品ポーチ
- 財布・キーケース・名刺入れ
- ワイヤレスイヤホン
- トラベルタオル
- 衣類収納(圧縮袋)
- 折りたたみ傘
- 水筒
- トレーニングシューズ
これだけ詰め込んでも、90%くらいでまだ若干ゆとりがあります。
Max EDCの収納力、恐るべし…!
ABLE CARRY Max EDC|メリット・デメリット
デメリット
- 全モデルのうち最も高価な価格(47,300円)
価格に見合ったというか、それ以上の仕上がり - PCスペースのジップはもう少し下まで開いてほしい
13インチPCだとわりと埋もれる - 個人的には止水ジップ派(PCスペース)
個人的にはPCスペースだけでも止水ジップが良かった
メリット
- シーン(ビジネス・プライベート)や荷物量を問わない圧倒的カバー範囲
よほど荷物が多くならない限りほぼ全て対応できるし、デザイン的にDaily Plusよりもビジネスシーンで使いやすい印象 - 収納力を最大化しながら日々持ち歩けるギリギリの絶妙なサイズ
荷物をたくさん収納したいが、デカデカとしたバックパックは避けたい人の最適解 - パッキングの自由度の高さ・楽しさ
バッグインバッグやフロントポケットの拡張性など、自由で楽しい! - 細部のアップデートにより快適性が劇的に進化
ABLE CARRY Max EDC|レビューまとめ
- 最高峰のバックパックを探している(クオリティ重視)
- 日々使いやすくて、荷物がある程度多くなっても対応できるモデルが良い
- カメラやPCなど機材で重くなっても安心感の高いモデルを選びたい
- バッグインバッグなど使い方に自由度が欲しい
今後はMax EDCをメインバックパックとして愛用していきます。
全バックパックの中で、これ以上自分が満足できるモデルは間違いなく存在しません。価格は張りますが、それ以上に素晴らしい完成度の高さ。
バックパックにこだわりを求める全員に体験してほしい!