ABLE CARRYのバックパックにどっぷりハマるきっかけとなった原点のモデル。
ABLE CARRY / Daily Plus
今でも「至高のミニマルバックパック」という名にふさわしい、洗練された主力モデル。
公式のX-Pac以外に、Cordura BallisticやCordura 1000Dなど、素材違いでも発売されていて、以前からコメントもいただいたりしていました。
というわけで、今回はそんなDaily Plusについて。
全ラインナップを紹介しつつ、あらためてDaily Plusがどんな人に向いていておすすめできるモデルなのか、ユーザーの方の口コミも交えながら徹底解説していきます!
機材など荷物の持ち運びが多いので、メインはMax EDCですが、今でもなお、3割以上はDaily Plusを愛用中。Daily Plusにしかない魅力はいまだ健在です。
https://www.youtube.com/watch?v=_LcnJe5n7mc
目次
ABLE CARRY Daily Plus|どんなバックパック?
Daily Plusの仕様・基本情報
Daily Plusの基本情報
サイズ | 高さ49 x 幅29 x 奥行19 cm |
重量 | X-Pac・Cordura 1000D:約1.2 kg Ballistic: 1.38 kg |
容量 | 21 L |
素材 | 【表地】 X-Pac(VX21・X42) Cordura Ballistic(1680D) Corura 1000D 【裏地】 420D Ripstop Nylon |
PC・タブレット収納 | 16インチまでのPCスペース 11インチまでのタブレットスペース |
Daily Plusは名前のとおり、日々のデイリーユースを中心に(Daily)、1泊程度の旅にも持ち出せる汎用性(Plus)を兼ね備えたバックパック。
PCからタブレットや小物までをちょうどよく整理し、容量21Lとプラスαのゆとりがあることで、幅広く使えるモデル。
そして重要なのが、21Lありながらスッキリスマートなので、タウンユースでも使いやすい仕様。
今でもなお、選ぶ理由の詰まった至高のミニマルバックパックです。
荷物の量がコンパクトなら2泊まで対応可能!
自分は2泊の旅や出張でも使ってました。
ポチップ
全モデル比較:Daily Plusの位置づけ
全モデルを容量と汎用性の2軸で並べてみるとこんな感じ。(個人作成)
そのほか機能性や収納面なども含めて、非常にバランスの取れたモデルになっています。
数値は各モデルの評価ではなく、あくまで特徴を示しているものです。
ABLE CARRY Daily Plus|ラインナップと販売状況
スクロールできます
| | | |
---|
モデル(素材) | X-Pac | Cordura Ballistic | Cordura 1000D |
---|
カラー展開 | Black Coyote Brown Navy Blue Olive | Black Black(Naughtiam別注) | Black |
販売先 | 公式通販 国内取扱店 | Oshman’s Collectors Naughtiam(別注) | BEAMS (オンライン・店舗) |
特徴 | 軽さ・強度・防水 を兼ね備えたバランス型 ハリがありシルエット◎ | 最強クラスの 摩耗・引き裂き耐性 ややハリ感、撥水性◎ | 高強度・高耐久 最もフォーマル寄り マットで柔らかい 撥水性◯ |
価格(税込) | ¥38,500 | ¥37,400 ¥38,500 (Naughtiam別注) | ¥30,800 |
ABLE CARRY Daily Plus|素材の違いでどう変わる?
スクロールできます
| X-Pac | Cordura Ballistic | Cordura 1000D |
---|
外観・質感 | ダイヤ型模様 光沢感あり | シボ感の高密度ツイル 控えめな光沢感 | マットな質感 ファブリック感あり |
---|
重量 | | | |
---|
形状維持 | | | |
---|
耐久性 | | | |
---|
耐水性 | 防水 | 撥水 | 撥水 |
---|
防汚性 | | | |
---|
自立 | | | |
---|
X-Pacの特性
- 軽く、ガツガツ使える十分な強度
- 生地のハリ感とシルエット美
- 汚れに強く簡単拭き取り
- 雨でも安心の防水仕様
- 5年〜程度で剥離の可能性(3層が一部剥がれる)
- 価格が高め
- X42を使用したOliveは音が気になる
Navy Blue
Olive
ポチップ
Cordura Ballisticの特性
- 最強クラスの耐摩耗性・引き裂き強度
- 落ち着いた上品な光沢感
- 生地のハリ感
- 普段使いに嬉しい撥水性能と防汚性
Ballisticモデルのみ、ジップは止水ではなく耐久撥水仕様
Cordura 1000Dの特性
- 摩耗に強くタフ
- 価格が手頃
- マットでフォーマル寄りな見た目
- 網目が荒くゴワつきを感じやすい
- ホコリやスレが目立ちやすい
ABLE CARRY Daily Plus|特徴・機能
収納:PC・タブレットから小物までをスッキリ整理
収納ポケット
- メイン収納
ラップトップスリーブ(16インチまでのPC)
タブレットスリーブ(11インチまでのiPad)
ストレッチポケット
サイドスロット×2(ボールペンやApple Pencil)
前面上部の小物ポケット
シークレットポケット(ラップトップスリーブ裏、非常用現金・AirTag)
- フロント・クイックアクセスポケット
ジップあり・なし1つずつ
キーリング
- ステルスボトルポケット
直径 φ75 mm・1 L ボトル対応
- セキュリティポケット(背面上部)
一見スマートな外観のDaily Plusですが、これだけたくさんの収納ポケットを備えています。
多すぎるということもなく、デイリーユースにはまさにちょうど良いバランス感。
以前レビューしたモデルから、一部アップデートあり!
→ストレッチポケットの素材が強度の高いサラサラとしたものへ刷新
→ジップの持ち手がハイパロン→ナイロンに
各ポケット詳細と収納イメージは後述
快適性:独自構造による「無重力感」
ABLE CARRYがこれだけ国内でも着実に浸透し、人気が高まっている大きな理由が快適性の高さ。
「無重力バックパック」と呼ばれるほどに、荷物を詰め込んでも、背負ってみると重量を感じにくい負担軽減やフィット感が本当に素晴らしいです。
そして、全モデルの中でも個人的に1番好きなのが、Daily Plusの着用感。
身体との一体感や、強みの無重力感を1番感じやすく、デイリーユースとして本当に心強いんですよね。
これが理由で、いまでもよくDaily Plusで出かけています。(よほど荷物が多くなければ事足りる)
それを可能にしているのが、ABLE CARRY独自の設計にあります。
ABLE CARRY独自のAフレーム構造
着用時も型くずれしづらく、綺麗な形をキープしてくれる独自構造。
荷物を底面から持ち上げる特殊な形状のストラップにより、快適な背負い心地とバッグの耐久性向上が実現しています。
そして、いかにも肉厚でクッション性の高いパッド。
ABLE CARRYでは、Zotefoamsという航空・宇宙産業で使われるグレードのフォームを採用。
適度な弾力で沈み込むことなく、長期間使用してもヘタリを感じさせません。
X-Pacモデル・空の状態
独自設計の強みと素材の特性があいまって、圧倒的なシルエット美(X-Pacでは特に)と高い着用感を生み出します。
ポチップ
ABLE CARRY Daily Plus|収納イメージ
過不足なく、普段使いにちょうど良い
機能を複雑にしすぎないから使いやすいし、それでもPC・タブレットから小物までが整理できる必要十分な収納を備えています。
PCとタブレットスペースが分かれているのも嬉しいポイント。
A4サイズの書類や冊子なども、全く問題なく収まります。
写真手前のポーチはこれ
ポチップ
財布やキーケースをメイン収納前面のジップポケットへ。
サイドアクセス可能な、ボトルポケット。
スリムなものなら、500mlと折りたたみ傘が2本収まります。
フロントポケットもサイドアクセス可能で、ジップ付きと開放1つずつ。
ワイヤレスイヤホンや財布などポロッと落としたくないものにはジップポケットが安心です。
もう一方には、ティッシュや汗ふきシートなどがちょうどいい感じに入ります。
背面は隠れているセキュリティ性の高いポケットなので、特に海外では貴重品収納に便利!
純正収納グッズ「Cubes」も入れてみる
純正パッキングギア、Cubesも使ってサイズ感をみていきます。
CubesのLサイズがギリギリ横向きにも収まるサイズ感。
Lを縦に入れると、結構余裕がでます。
S・Mなら両方一緒に収納できます。
ポチップ
あわせて読みたい
【旅や出張に】ABLE CARRY Cubes さすが純正な圧縮機能収納グッズをレビュー!【バックパックとの使用イ…
計画や荷造りなど、準備からワクワクする旅をより便利に、楽しくしてくれるトラベルギア。 現在メインで愛用しているバックパックブランドのABLE CARRYから、純正の圧縮…
ABLE CARRY Daily Plus|口コミからみる、ハマる人の条件
Daily Plusユーザーの方の口コミをリサーチして、どんなポイントが評価されているか、まとめてみました!
快適性・負担軽減
中に物を沢山入れても不思議なくらい重さを感じず、また型崩れしないしっかりした造りにも大変満足しています。
「ストラップと背面パネルがとても快適で、Aフレームが全体をしっかりと締め、軽快な背負い心地を保ってくれます。」
デザイン性
外観は非常に シンプルでミニマル な印象です。主張の少ないデザインがとても気に入っています。ロゴも控えめでいいと思います。
このバックパックは本当に見た目が素晴らしいです。とても美しいと思います。
外観が気に入っていますし、ポケットのデザインも好きです。
普段用途・旅の一本化
日常の買い物なんかもガンガン入れられます。ジム用品一式とかは厳しいですがビジネスや街観光で1-2泊ぐらいなら行けそう。
小~中程度のEDC(毎日持ち歩くアイテム)、オフィスワーク、街歩き、バイク通勤にちょうど良いです。
使い勝手の良さ・安心感
ノート PC と iPad を干渉させずに裸で運べるので、二台持ちユーザーには最高
xpacのお陰で、よほどの雨等でなければ中身が濡れる心配はなく、素材の強度や質感としても大満足です。
バッグ単体でビシッと自立してくれるから、ベンチや椅子でヘタらない
バイクで何度も雨に当たったが、浸水は 1 度もなし
ボトルスペースの収納がメインポケットと隔離されているのが良かったです。
ABLE CARRY Daily Plus|逆にこんな人には向かないかも
バックパックそのものの軽さにこだわるUL主義の人
Daily Plusの重量はスペックでみれば、X-Pacモデルで約1.2kgと21Lサイズでは一般的な重量です。
Daily Plusは、とにかく軽くすることではなく、快適性や強度を重視し、背負ったときに重量を感じさせにくい着用感が大きな魅力です。
きっちり四角に収めたい、広く使いたい人
Daily Plusは、都会にも馴染むように上部にかけてややシュッとしたスマートな形状です。
その分、内側を限界まで広く使いたい、四角いバックパックを求める人にはストレスに感じるかもしれません。
一方で、スクエア型に近づくほど、Daily Plusの強みである、一体感の高い着用感は失われがちなので、どちらを優先するか、という感じ。
21Lでも大きすぎる、持て余してしまう
旅のことを想定せず、デイリーユースのみの場合、21Lでも大きすぎる、という方も少なくないでしょう。
そんなミニマリストスタイルな方には、13LのThirteen Daybagもおすすめ。
あわせて読みたい
ABLE CARRYの人気コンパクトモデル、Thirteen Daybag 2024を素材違いで比較しました!【X-PAC・CORDURA】
ブログやYoutubeで反響の大きかったモデル。 これ以上ないほど完成度の高いコンパクトバックパック ABLE CARRY Thirteen Daybag 2024 X-PACモデルとCordura Ripstopモデ…
あわせて読みたい
ABLE CARRY Thirteen Daybag 2024 さらなる進化を遂げた人気コンパクトモデルをレビュー!【X-PAC・CORD…
荷物はそれほど多くないのでコンパクトなバックパックがいい 大きなリュックは電車で気を遣う 小さくても機能性やクオリティでは妥協したくない 「無重力バックパック」…
Daily Plusまとめ|全部使ってみて…
個人的ランキング
- X-Pac
全体的に最もバランスに優れいている。
防水性も機器の持ち運びに安心。
X-Pacの質感、エイジングもまた良い。
アウトドア寄りの風合いは苦手な人も。
- Cordura Ballistic
最もタフでガツガツ使える相棒。
高級感ある質感もGOOD!
ただ、生地は1680Dで厚み・重量を感じる。
X-Pacに比べると、ややゴツい着用感。
- Cordura 1000D
こちらもタフで強度の高さはトップクラス。
引っかかりやすくザラッとする質感が好み分かれそう。
見た目は最もフォーマル寄りでビジネスリュック向き。
汚れ・ホコリのつきやすさと、拭きにくさは弱点。
完全主観で、ランキング付けをするとこんな感じ!
順位通り、実際に自分が使っているのはX-Pacモデルです。
とはいえ、それぞれメリット・デメリットや見栄えの違いなどもあるので、ぜひご自身にあったモデルを選んでみてください。
ポチップ