【機材紹介】オーディオ初心者が購入した機材と選定理由/レコード・スピーカー・アンプ【始めてみた感想】
自分の生い立ちや今後の生き方を考える中で、節目となるタイミングで始めたオーディオの世界。
始めようと思った当初よりも予算は膨らみましたが微塵も後悔はなく、ギターやカメラと同じく、使っていくうちにこの機材にして良かったと日に増して感じていく感覚です。
今回は、機材選びの経緯や選定理由についてまとめてみます。
始めた理由はこちらで詳しく
開封〜セットアップ動画はこちら
オーディオ機器選びの条件・前提
- デスクワーク・撮影・ギター演奏も行う8畳江戸間に設置するため、スペースのゆとりはない
- 予算は頑張っても30万〜40万
- 多少手を伸ばしても、長く愛用できるグレードが良い
- レコードでの視聴よりは、Spotify経由で聴くことが多くなりそう(ネットワーク対応必須)
初オーディオに選んだ機材と理由
レコードプレーヤー:Technics SL-1500C
- 業界で絶大な信頼の国産Technicsブランド
- ミニマルなデザイン、シルバーのカラーリングと質感
- ダイレクトドライブ
- オーディオ界隈でも上々の評価(Youtube・レビュー記事など)
はじめに候補にあがっていたのは、実はこちらのモデルではありませんでした。
エントリー機としても人気の高い、TEAC TN-4D-SEと少し前のモデルですが、DENONのDP-500M(中古)
なかなか情報がネット上に多くないこともあり、レコードジャンルということで1万年ぶりに知恵袋で質問してみました。
わかったことは
- どちらもあくまでエントリー中のエントリーモデルであり、悪くはないが良くもない
- 中国製
- 初心者で精密機器のレコードプレーヤーを中古で買うのは避けるべき
こんな感じ。
だんだんと、この辺のグレードで妥協するとすぐに買い替えたくなるのでは?という不安が出始めて、もう少しほかをあたってみることに。
次に目に留まったのは、同じTechnicsの中でもDJの用途の定番モデル、SL-1200MK7
良いなとは思いつつも、カートリッジが付属していなかったり、もう少しシンプルな見た目が好みなんだよな…と。
もう少し調べてみたらようやく条件をクリアしたモデルにたどり着きました。
それが、Technics SL-1500C
こちらはフォノイコライザーも内蔵なので、アンプが無くても大丈夫なタイプ。ただ、自分はSpotifyのBluetooth接続も含めて、はじめからアンプで聞きたかったので条件には入れてませんでした。
スピーカー:Sonus faber LuminaⅠ
- コンパクトなブックシェルフ型
- 女性ボーカル、ストリングス(弦楽器)に強みがある
- 高級・ハイエンドブランドのソナスのリーズナブルなLuminaライン
- ウォルナットを基調とした上品な外観
- イタリア製、職人さんによるハンドメイド
はじめは10万以下で探していたスピーカーでしたが、見つけた途端に「これだっ!」とビビっときてしまったのが
Sonus faber LuminaⅠ
透き通って抜けの良いサウンドが好みで、その前に候補で見ていたのはB&Wの607S3
非常にきらびやかなサウンドで好印象だったのですが、ハイがやや尖っていて聞き疲れしそうな気がしたのと、全体的な音楽の表現力みたいなものがLuminaⅠのほうが良かったように感じました。
プリメインアンプ:marantz PM8006
プリメインアンプはmarantz PM8006
選択肢として迷ったのは、5万以下の入門機ながら非常に評価の高いDENON PMA-600NE
あるいはもう1つ上のDENON PMA-900HNE
ネットワーク再生の役割も兼ねる多機能モデルなので、1台で完結させるなら間違いなくこちら。
ただ、実機ではないですが動画で聴き比べたときに、marantzのバランスの良さやダイナミックレンジの広さ、音の鳴らせ方がどうしても外せず、ネットワーク再生機能を別で整えてもPM8006を選ぶことにしました。
「この価格帯なら即買いでOK」「いつまでこの価格で買えるか…」
といったレビューも散見され、間違いなさそうでした。
ネットワークプレーヤー・CDプレーヤー:marantz M-CR612
アンプにBluetooth再生搭載モデルを選ばなかったことで、Spotifyを再生するためにネットワークプレーヤーが必要に。
アンプと同じmarantzの、CDプレーヤーも兼ねたM-CR612を選択。
アンプ・ネットワークプレーヤーを分けたことでやや予算オーバーとなりましたが、品質・機能ともに満足です。
シェルフ:IKEA フィエルボ
オーディオ機器とウイスキー整理の役割を兼ねて選んだのは、
IKEA FJÄLLBO(フィエルボ)
公式でもレコードが設置されたイメージ写真が掲載されていますが、レコードサイズに合わせた扉付きの下段収納
機器のサイズに適した奥行きなど、レコードに最適かつ、さすがIKEAというリーズナブルな価格。
フレームが金属なので、マグネットなどで拡張しやすいのもありがたいポイント。
そのほかアクセサリー類
調べたところ、振動に繊細なレコードプレーヤーとスピーカーを並べておくのが避けるべき、とのことでした。
かなりスペースがギリギリでしたが、なんとかスタンド置きに成功。
両面テープだけだと落下が怖かったので、細めのマジックテープで底面と固定させています。
本格的なお高い電源タップまでは買えないけど、そこそここだわりたいということで、人気のFARGO製。
ギター機材もそうですが、コンセントが太くてしっかりしていると安心ですね(笑)
スペースの問題で、ネットワークプレーヤーをアンプの上に置くしかありませんでした。
アンプ上面は排熱箇所でもあるため、高さを出すという点と、振動防止でインシュレーターを購入。(購入品がなくなってしまったのでよりしっかりしたオーテクのものを)
アンプとスピーカーをつなぐスピーカーケーブル。
ケーブル類にそこまで投資できないけど、安物は嫌。
ということで、ギターのシールドでもお世話になっているベルデン製。
バナナプラグがはじめからついているので、接続も簡単です。
ネットワークプレーヤーとアンプの接続はRCAケーブル。
レコードを始めてみての率直な感想
はじめてのレコードは、アニメ音楽から。
「どのへんに針を落とせばいいの?」とイマイチわからぬまま恐る恐る初レコード。
分厚い…!!
単純に音質が良いスタジオ音源を聴いているのとも違います。
1音1音、すべてが太く情報量が詰まっている感じ。
聴いているというより、体感しているという表現が近いように思います。
アングルポイズのライトに照らされながら、回り続けるレコード盤。
聴覚だけでなく視覚ももっていかれます。
アーティストやクリエイター、感度の高い人達の部屋でレコードをみかける理由が、少しわかったような気がしました。
当たり前ですが、Bluetoothで聴くのとは全然違います。
ただ同時に、Bluetoothでもアンプとスピーカーを揃えるだけで、こんなにも世界が変わるのかと、新たな発見もありました。
お金もかかってしまうので、どうしてもという音楽はレコードで。
日常使いや音楽感を広げていくのはSpotifyで。
そんな運用になっていくのだと思います。